占星術

ネイタルチャートにおける金星と木星のコンジャンクション

どんな素晴らしい象意も他の星との関わり合いで、出かたが全く違うということを書きたいと思います。

スポンサーリンク

金星と木星の合

一般的にこんな感じに言われています。

●社交的な場で目立つセレブ的な魅力

●裏表がないので、基本的には良好な人間関係を築ける。

●人と対面するようなお仕事の方が才能を活かせる。

●ファッション、アート、美的センスはレベルがかなり高い。

●人に自分を美しく華やかに見せることに長けている。

●愛情運はトップクラス。

●女性を対象にしたビジネス、 贅沢品や装飾品を扱う商売は天職。

●かなりの人気運があり 純粋な愛情の持ち主。

●友人関係も豊かで、 交友関係からビジネスチャンスがある。

●恋愛体験も愛情生活も高いレベルで維持できる。

 特に女性としては非常に羨ましい限りのアスペクトではないでしょうか。

美や豊かさや華やかな魅力、この資本主義の世の中では有利な資質の事象を表現する星が、木星という発展、拡大を意味する星と一体化しているということは、現代の世の中で様々な幸せを享受できるパスポートをもって生まれてきているようなアスペクトです。

でも私は、「その2天体の合がライツ(太陽や月)とイージーアスペクトをとる、もしくはそこにネガティブなアスペクトが全く関わっていない時だけ、純粋な金星と木星の合の意味が事象として現れるのであって、他の星との絡み次第では違った意味を持つので、周りの星まで含めて総合的に見るべき」と思っています。

そこだけ切り取って判断すれば、素晴らしいでしょうが、ホロスコープはあくまでも全体の様相から判断するべきです。

 

(例)としては、こんな感じ↓

金星・木星・水星の合に、

火星がスクエア、土星がオポジション。Tスクエアを形成。

●金星・木星の合は、さきほどの通り。

●金星・水星の合は、若々しい、文才がある。会話が上手で、洗練されている。

●水星・木星の合は、博学で物知り、教育者の資質。

タイトな度数でガッツリのステリウムですね。

スポンサーリンク

火星と土星(マレフィック天体)影響は?

※マレフィック天体とは、火星・土星・天王星・海王星・冥王星のことです。

●火星金星のスクエアは、惚れやすく冷めやすい。恋愛関係にトラブル。

●火星・水星のスクエアは、辛辣な言葉を投げかける、早とちりで判断を誤る。思慮に欠ける。

●火星木星のスクエアは、、規則に対して反抗的な問題児、冒険的、好戦的。

●土星金星のオポジションは、基本は生真面目、打算的、嫉妬深い、愛情に関しての疑念、人を信じない。自分に甘く、快楽に抑制が効かない人物。

●土星水星のオポジションは、策略家、悲観的、猜疑心。論理的思考に強い。

●土星木星のオポジションは、規律、規範を重視しすぎる傾向。基本的に周りの人に正道を説きたがり、強要する。気を付けないと疎まれる。

●火星土星のスクエアは、気分にムラがあり、落差が大きい我慢しすぎて、精神を病む可能性。根気がない。社会生活でトラブルに会いやすくなる。

以上、教科書に書いてあるのはこんな感じです。

他の惑星でもそうですがコンジャンクションして天体同士が一体化すると、混ざり合ったことで新しいエネルギーができます。

コンジャンクションはただ単にポジティブなアスペクトではなく、組み合わせによってつくられる良い面と悪い面が混在します。

ホロスコープの中で、ステリウム(特にたくさん星が集まっている場合など)は、やはりその人の中での一番の特徴になりやすいです。

だからこそ、その組み合わせに外部からどんな性質の星が関わってくるかによって、その人が表出させやすい特徴が現れます。

コンジャンクションのエネルギーをどのツールを使って表に出すかです。

スポンサーリンク

(例)のアスペクトの場合

太陽や月の様子次第で性格はかなり違ってくるとは思いますが、この人の場合はこのTスクエアに、個人天体(水星・金星・火星)が入っているので、特に性格・人格的特徴に表れると思います。

私は、金星・木星・水星のステリウムは、人を魅了する力や社交術や美意識の高さや華やかな印象を本人の肉体に授けはするが、Tスクエアに巻き込まれているので、自分のためや、周りの人のためにポジティブに生産的に使えるようになるには、精神の鍛錬が非常に重要になってくると思います。

特にTスクエアなので、基本的には緊張感や試練を与えられる複合アスペクトなのですが、それは能動的に自分で鍛えていく必要があり、自己の成長を促すためのアスペクトです。鍛え上げれば、自分の武器になります。

当たり前ですが、同じ金星木星のコンジャクション持ちでも、その現れ方は一人ひとり全然違っているし、周りに絡んでくる星までしっかり考慮に入れたうえでホロスコープは判断していく必要があると思います。

スポンサーリンク
星の夢 – hoshinoyume –