男女の相性って…
日常、実感として相性で一番効いているのは、男女どちらでも月×月、太陽×月の組み合わせだと思います。
合、トラインあたりがスムーズでよいのではないでしょうか、仲良しって事で。このベースがあれば気が合って折りあい良くいくってのは実感です。親子、夫婦、友人。
かたや、金星火星の絡みは非常にロマンチックな感情を呼び起こし、熱に浮かされる感じがありますが、それだけでは人間関係が定着しない感じがあります。
やはり太陽や月の個人天体との絡みがあった方が、関係は現実化しやすいでしょう。
男女の金星と火星が関わると．．．
お互いの金星火星が強いアス、コンジャクション、オポジションなどになっていれば、きっと心がワサワサする感じを覚えるでしょう。
ときめきって感じ。それはこのアスではかなりの確率で起きます。それも相手もそうなっている可能性が高い。
もしその相性にベースの調和（ライツ☉☽の絡み）や縁を結ぶ印（ノード軸やASCやDSCとの絡み）があれば、金星火星は生活の中で現実的なドラマを生み出すかもしれませんが、基礎のないところには砂の城のような人間関係しか築けないのも否めない。現実は占いだけでは思う通りにはなりません。
なので金星と火星の印があっても現実的な関係を結べる確証もありませんが。でも、自分の気持ちはわかるでしょう？
気持ちはホントで、気の迷いとか勘違いとかって否定する必要はないですよね、自分の人生の中で自分の気持ちは現実なんですから。
恋してドキドキワクワク、それだけでは、ご飯は食べられない。わかっているけど．．．。否応なく現実は降りかかってくるわけだし、毎日いろいろ忙しいし。
でも、この非日常は人生に彩（いろどり）を与えてくれます。誰にでも抱く感情ではない、特定の人にだけ。お互いの金星火星が絡むとその特定の人になる確率が高くなる。
自分でも訳のわからない感情に突き動かされている時、最も生きている実感を得られるのもまた然り。盲目的に人を好きになって泣いて恋しくて….寝ても覚めてもその人だけが欲しい。
毎日の暮らしの中に輝く一つの光。それは一つの光だけど、見るもの、聞くものすべてを照らしてくれる。今までと全く違った景色。
自分の人生のベクトルを変えてしまうような、出会い。生まれてきてよかったと本気で思える出会い。
金星と火星の織り成す相性って、まるで夢を見ているような、男と女の根源的な化学反応を生じさせる絡みだと思います。恋愛って脳のバグっていう人もいますが。（う～ん、やっぱりそうかもしれない（笑）、はやり病みたいな．．．脳の誤作動？）
それが日常と全然リンクしてなくてもその世界観はそこでは成立しています。
たとえ結ばれることがなくても、結婚できなくても、自分の気持ちは実際にある。
“でも最終的に何にもなってないじゃん！”という結果論的なこじつけをする必要はないんじゃないかなと思います。
誰か言うかもね、「だって、結局付き合ってないじゃん？」「結婚までいけなかったんでしょ？」だが、あえてそれに反論したいですね。
人間関係って、現実に密な関係性を築いていないと影響力はない、って事はないと思います。
脳のバグでもいいじゃん！
‘’袖振り合うも他生の縁‘’くらいの人が自分の人生の大きな転機のきっかけになることだって、あるんです。
大事なのは、その出会いによって自分がよりバージョンアップした自分になること、自分の人生の深みが増すこと。
長い時間を共に過ごす人もいれば、短い時間だけしか一緒にはいられなかったけれど自分の人生を変えてくれた人もいる。過ごした時間の長さではないと思います。
人を好きになるって、すごく素敵なこと。世界に大好きな人が一人いるだけで毎日が楽しくなるし、景色が違って見える。
家族とか友人に対するのとはまた違う、憧れにも似た気持ち。自分の人生を前に送り出してくれるような、勇気が出るような気持ち。
そんな感情を自分の中に呼び起こしてくれるのは男女の間の金星火星のコンジャンクションやソフトアスペクトではないかと思います。
金星と冥王星の絡みも男女を結びつける要因のアスペクトだと思いますが、こちらには肉体的な結びつきを象徴している印象があります。男女として肉体的物理的に引き合うような。
ちょっと粘っこい感じ（笑）
憧れ、ときめき～より、客観的な物体としての相手に惹かれる感じ。
あとリリスの相性で結ばれているカップルもよ～く見かけますが、教科書通りのダークな要素があるのかはわかりません。それで現実にうまくいっているお二人もたくさんいるわけで。その絡みはとっても多いので惹かれあう要素がリリスはすごく強いんだろうなぁとは思います。
ホロスコープって、いろんな要素を総合的に分析しないと判断がつかないんでしょうが男女の間の金星火星冥王星やリリスの絡みは確実にお互いの心にワサワサ♥を生み出す確率が高いと思います。
