シナストリーで太陽と天王星のアスペクトがあればソフトであろうと、ハードであろうと、太陽側の人にとって天王星側の人は変化するきっかけを与えてくれる人です。新しい自分を見つけるきっかけをくれる人。変化を促す刺激を自分にどんどん送り込んでくれる人です。
天王星ってどんな星？
天王星は海王星、冥王星とともにトランスサタニアンと呼ばれ、地球からはるか遠い宇宙にあるにも関わらず、人の人生の櫛目節目に暗躍する影響力の非常に強い星です。
天王星が表すワードとして、独自性、変革的思想、オリジナリティ、パソコン、天文学、エキセントリック、反抗心、自由、個性などがあります。
天王星の影響が強く現れると、人は既存の体制をぶっ壊してすべてを変革したい衝動にかられます。一番強いのは、変化、変革といったイメージです。
天王星の運行によって自分の個人天体とアスペクトをとる時期に影響が顕著に現れることもあれば、シナストリーで絡む他者によって変革のスイッチが入る場合もあります。自分を変えるであろう他者の影響も侮れません。
太陽と天王星の合とソフトアスペクトの相性
天王星は太陽を触発します。太陽は天王星と一緒にいると日常生活では味わえないようなサプライズ的な出来事に遭遇しやすくなります。また、天王星は太陽の向上心や成長欲を果敢に刺激します。
この二人は、一緒にいて飽きることがありません。二人でいると、いつも何かが起こり退屈する暇がありません。
そして太陽のオリジナリティを発揮させるボタンを押してくれる人、それも天王星です。
天王星と関わることによって太陽は個性が際立ち、自己実現することができます。眠っていた自分を起こされ、揺り動かされ、自分の幅が広がり、多様性を持つ自分に出会えてそれを多方面で活かすことができるようになります。
大きく影響を受けて人生の変化のチャンスをもらう側は、やはり太陽側の人です。しかし、天王星側には、太陽にそんな影響を与えているという自覚は、まずありません。
天王星は太陽のマンネリ化していた毎日に起爆剤を与えて、新たな境地に挑戦したくなる感情を与えてくれます。
合やソフトアスペクトであれば、太陽は天王星と関わる人生の一時期によって、スムーズに自分自身の変革を成し遂げ、その変化は必ずや世の中に受け入れられることでしょう。
俗に言う、‘’あの人に出会ったおかげで今の自分がある‘’とか、‘’自分を成長させてくれた人‘’というような何年後、何十年後かに懐かしく振り返る相手、それが自分の太陽に天王星の絡む相手です。
太陽と天王星がハードアスペクトの相性
二人の関わり方が、スクエアやオポジションならば、変化を促す具合は強くなりすぎる可能性があり、太陽は下手をすれば自分の望まない方向に個性が際立っていってしまいます。
世の中に受け入れられづらい独特のキャラクターを開拓していってしまう可能性もあります。自分の中に変革の風を起こしてくれる相手であることにかわりはないですが、天王星は少しエキセントリックな方法で関わってきます。太陽は天王星に振り回されがちになりやすい…といった感じです。
太陽は変わっていく自分に不安感を抱くかもしれません。自分に新しい風を巻き起こしてくれることにかわりはありませんが、太陽は翻弄されないように気をつける必要があります。