占星術

トランスサタニアンが絡む相性の考察

トランスサタニアンとは、土星より遠くにある三つの天体(天王星・海王星・冥王星)の事です。

●天王星 公転周期は約84年 1つの星座を約7年かけて通過します。

●海王星 公転周期は約165年 1つの星座を約14年かけて通過します。

●冥王星 公転周期は約248年 1つの星座を約21年かけて通過します。

トランスサタニアンは次の星座への移動速度が遅いため、年齢が近い人はみな、ホロスコープの同じくらいの位置にこの3天体をもちます。よってその世代の特徴を表します。

○トランスサタニアンは遠くにある天体ですが、その影響力はとても大きい。人生の重要なターニングポイントには必ず関わってくる星たちです。人生を急に方向転換させたり、栄華を極めた人を奈落の底に落としたり、それまで普通に生きてきた人をいきなり時代の寵児にしたり。

○トランスサタニアンが同じ位置にあっても、それぞれの個人天体(太陽・月・水星・金星・火星)にどうかかわってくるかによって、一人ひとりの性質、特徴が違ってきます。

○人生のどんな時期に、どのようなターニングポイントや転換期を迎えるかも、一人ひとり違っています。

スポンサーリンク

トランスサタニアンが絡む相性

シナストリーで個人天体にトランスサタニアンが関わると、影響を大きく受けるのは個人天体側です。影響は一方的であると私は思っています。トランスサタニアン側に悪意はなく、無意識に影響を与えてしまいます。

コンジャンクションやスクエア、オポジションであれば、影響を受ける側はきつくなります。特に冥王星はゼロか100といったような極端な天体なので、影響を受ける側は、多かれ少なかれ支配されているような、強制されているような感じを受けるのは否めないでしょう。

もちろん個人天体同士の相性や、もともと本人が持ち合わせているポテンシャルによっては、それがはっきりと顕著に出たり、何も感じなかったり、度合いは変わってきます

また先程言った通り、トランスサタニアンは大変動きが遅いので、自分にとって影響を与えてくるのは、個人と言うよりも特定の世代であり、その世代の人のすべてが対象になると考えていいと思います。

スポンサーリンク

嫁姑問題!?重たい冥王星

一つの例として...

私の太陽には、ちょうど姑世代の冥王星が乗っかってきます。

結婚前から口出しされることを、過干渉ととらえたり、思い通りにされてしまいそうだと感じていた私は、その頃から反発心を抱いたり、姑との間がうまくいかなくなっていました。

結婚後も全く変わらないので、たまりかねて何人かの友達に相談しても、みな一様に‘’家庭をもち、独立した二人に手出しや口出しが多すぎるのでは‘’という意見でした。

そんなふうにしてしまうほどに、私が頼りなかったのかもしれませんけれど。

でも結婚してからも夕飯のおかずを、2、3日おきに運んでくる姑にうんざりしていました。姑からすると、料理に慣れていない私のために良かれと思ってのことだったのでしょう。

でも新婚でしたし、私は主人のために全部自分でしたかったので本当に嫌でした。

姑のことをウザい!と思ってしまう自分を責めるようなネガティブ感情をもってしまったり、うまくいくように努力するべきかなぁと考えたりした時期も、もちろんありました。

でもある時期、そんなふうに思っても仕方がないことだし無理やり仲良くする必要もないと、きっぱり割り切りました。

子育てが一段落して自分の時間がとれるようになり、また趣味の占星術を勉強し始めた時に、‘’姑はなんで私を思い通りに動かそうとしてくるのかなぁ‘’と思い、初めてシナストリーをつくってみると、

お義母さんの冥王星が私の太陽にのっかてて、重い!!!

私はきっと姑世代の人たちからは誰からであっても、同じような印象を受けてしまうのかもしれません。

わかった後は「あ、またか…」と一瞬感情的になりかけても、‘’私の太陽に冥王星が乗るからなんだなぁ‘’と思うと腹もたたなくなり、うまくかわせるようになりました。

でも、姑の思い通りには絶対になるものか!とか、支配されてたまるか!といった反骨精神は、いまだに心にもち続けています(笑)。それがいい意味でモチベーションになっています。

だからって、避けたり失礼な事をしたり言ったりなんてしてませんよ(笑)。距離を置いて、あくまで形式的なこと(例えばお誕生日や母の日やお正月のあいさつなど)はちゃんとしてますし、たまに連絡もしています。

どちらが悪い訳でもない、ジェネレーションギャップは誰のせいでもない。」

そんなことを、ホロスコープの中のトランスサタニアンは教えてくれます。

まぁ、太陽と冥王星だからではなくても、もともと嫁姑は、うまくいかないものですがねぇ...。

かくして、世代間のジェネレーションギャップというものは、いつの世も縮まることはありません。

なので、人間関係に役立てるために、どの年に生まれた人が、良くも悪くも自分に影響を与えてくるのか、確認しておくのもいいかもしれません。

占星術をひきあいに出して、こじつけているようにとられるかもしれませんが、「なんでうまくいかないんだろ...」と思い悩まずに、なかなかしんどい相性であれば割り切ればいいです。それで気持ちが落ち着くなら、こじつけでもいいとおもいます。実際に努力で何とかなるようなものではない関係も、世の中にはたくさんあるのですから。

でも、もししんどくても、自分を鍛えてくれる相性であれば努力するべきです。自分が何か得られるまで、とことん関わっていくべきです。そんな人との関係は大事にしたいものですね。

 

※あ、お母さん、いつもお世話になってほんとにありがとうございます💦今の私がいるのは、お母さんのおかげです。これからも元気で長生きしてください。

スポンサーリンク
星の夢 – hoshinoyume –