ホロスコープが出来上がった瞬間に、わぁ~!と声が出ました。
線で織りなされる美しい模様です。いったい誰のホロスコープでしょう。
太陽は冥王星と合、広くとれば天王星とも合。そこに真向いから木星とキロンが影響を注ぎ込む。太陽と冥王星の合は天から見張られている人。天命を受けた人。天王星の合は変革・革新。
固定観念や既成の事実にこだわらない。太陽と冥王星の合の人は良くも悪くも生まれたときと死ぬときの境遇や生活が全く変わるような激しい運命のもとに生まれているともいわれます。
ともすれば、権力志向が強くなり目的のためなら何をしてもかまわないといった傾向が出がちですが、それだけ大きなエネルギーの持ち主ということでしょう。
野心的で冒険的で楽観主義、古い慣習には安住しない。社会変革の意思を持ち、周りまで巻き込んで新しい世界、理想の社会を創り上げようとする。
これだけならちょっと破滅的な感じも受けますが、木星とキロンの合は火星・海王星とともにグランドトラインを形成しています。
その火星と海王星は太陽・冥王星の合にセクスタイルを結び、カイトをつくります。このカイトは本人である太陽にすべての力を集中して注ぎ込んでいる。
強い意志や目的に向かう大胆な勇気とそれをかなえるためのスタミナにも恵まれ、回復力も抜群で、徹底的に執念深く目的に向かってすべきことを遂行できる。
そして理想も忘れないスーパーポジティブ人間。
キロンは傷と癒しの場所だといわれています。解釈が人によっていろいろですがコンプレックスや乗り越えなければならない課題なので木星と合だと精神性がクローズアップされるんじゃないかと思います。
このホロスコープの場合はやはりこの合の折り合いをうまくつけることでカイト全体がうまく働く...そんな風に感じます。
水星は土星とトライン。コツコツと粘り強く努力を惜しまない勉強家。集中力が半端なく論理的思考や数字に強い。知の面で大器晩成する資質です。
とにかくとにかく、
圧倒的な絶大なパワーに溢れた力強いホロスコープです。すべてが連携して一点に力を注ぎ込む、ある意味このような無駄のないホロスコープって、一目でこれはきっと何か偉業を成し遂げる人、世界を変革していく人のホロスコープだってわかりますよね。
無駄というと語弊があるかもしれませんが、何かを成すために生まれたお役目のある人といった感じです。
そのための人格や資質なのではないかと。何かを成し遂げる、それも全世界のためになるようなすごい偉業を成すには、そこまでのエネルギーの一点集中が必要なのでしょうか。
これは2012年に、体の様々な組織の細胞になる能力がある「人工多能性幹細胞(ips細胞)」の開発でノーベル医学・生理学賞を受賞された山中伸弥教授のホロスコープです。
ホントにすごいホロスコープです。